ラリーの内容
最乗寺導了尊の参道で二十八の道標を探索しながら、江戸時代まで使われていた日本の星座を知ることができるラリーです。
星座は二十八宿と呼ばれています。江戸時代の二十八宿ガイドにはその由来やご利益の他、それぞれに観音、明王などが守護神(守り神)として描かれています。
二十八宿、守護神をテーマにして、高校生に自由な発想でイラストを書いてもらいました。(イラスト展示)
説明パネルを読んで、守護神カードをゲットしよう。
28宿の各イラストも公開しています。こちらより見られます。
みなさまのコメントもお待ちしております!(一番下にコメント欄があります)
二十八宿歴史ラリーへようこそ
オリオン座、さそり座、アンドロメダ座など、ギリシャ神話を題材とした星座が日本でも広く知られるようになったのは約150年前の明治時代になってからです。それまでの千数百年間にわたり、日本では古代中国で作られた星座が使われてきました。西洋で普及した太陽暦では太陽の通り道にあたる黄道12星座が有名ですが、東洋の太陰暦では月の満ち欠けを反映して天の赤道に28の星座(二十八宿)が作られました。
奈良県明日香村の高松塚古墳やキトラ古墳の壁画には青龍・玄武・白虎・朱雀という東西南北を守る四体の神獣(四神)が描かれ、それぞれ全天の四方を守る巨大な星座にもなっています。また四神の星座のそれぞれは二十八宿の星座を七宿ずつ集めて形成されるなど、二十八宿と四神とは一体のものとして捉えられてきました。
江戸時代の人々と二十八宿
二十八宿にはそれぞれの宿を象徴する守護星(まもりぼし)となる観音菩薩や不動明王などが当てはめられ、江戸時代の人々の頭の中には二十八宿が具体的なイメージとしてしっかりと認識されていました。
最乗寺の参道には高さ1mほどの石の道標が一町(約109m)おきに計28ヶ所に建てられていますが単に距離を示すだけでなく、二十八宿を表す漢字が大きく刻まれているのが印象的です。古いものは元治元年(1864)に作られて150年以上が経っていますが、明治40年と平成2年にも補修再整備されるなど、地域で大切に守られてきた事がわかります。
二十八宿をイメージしてみよう
21世紀に生きている私たちは二十八宿やそれぞれの宿を象徴する仏さまを示されてもあまりピンときません。そこで私たちでも二十八宿をはっきりとイメージできるよう、新しいイメージイラストを作ってみる事にしました。県立小田原城北工業高校デザイン科の生徒さんに二十八宿に関する資料をお渡しし、若い感性を存分に活かして自由にイメージを膨らませて貰った所、すばらしいイラストを描いて頂く事ができました。
28ヶ所の道標の脇にイメージイラストを大きく描いた説明看板を設置しました。さらにイラストと簡単な説明を記したカードも置いてありますので一枚ずつお持ちください。QRコードを読み取って歴史ラリーWebサイトへアクセスし、あなたの一押しのイラストコンテストへもご参加ください。イラストサイトへ
南足柄地区青少年健全育成会の活動に支援協賛をいただいている皆様をご紹介します
星の好きな子供と初詣を兼ねながらラリーしました!最初は良かったのですが、参道を歩いている際、途中から看板が中々見つからず、車道側にあることがわかり危険なため断念しました。大人でもバスや車が頻繁に通るので危険な気がします。最後まで出来ず残念でしたが、楽しかったので、また同じようなイベントがあれば参加したいと思います。
初詣を兼ね参加しました。楽勝と思いきや一発では無理でした。参道のカード箱に入ってる、B4の「28宿探訪Map」を見ながら歩くと道の右側か左側かがわかりますよ。スマホで「足柄山徘徊」検索で参考になる情報がヒットするかもです。中学運動会の、赤(朱雀)白(白虎)黒(玄武)青(青龍)の旗の意味を今頃教えられてとても為になりました。